こんにちは、吹奏楽.comです。
楽器が上達するには、曲ばかりを練習していたのではなかなか上手くなりません。
どの楽器でもそうですが、特に管楽器、打楽器は基礎練習にかなりの時間を割かなければ上達することはできません。
ピアノやヴァイオリンなどは大抵の曲で音符の数自体が多く、曲を練習する時間がどうしても長くなってしまいます。
それに比べると管楽器、打楽器は音符の数が少なく、一つ一つの音を確実に良い音で演奏することが求められます。
基礎的な力がないと、まずその音自体を出すことすらできないようなことが多くあります。
一つの音を、良い音色で、正確な音程で演奏するだけでも大変な楽器ですが、それが上手くいった時の効果は素晴らしく、一つの音の響きだけで聴いている人を感動させることができます。
それには日々の基礎練習の積み重ねが欠かせません。

楽器によって基礎的な練習も様々です。
その楽器ごとの必要な練習を自分で常に研究しなければなりません。
音階(スケール)、タンギング、音の跳躍やアルペジオ(分散和音)、金管楽器の場合はリップスラー(柔軟性の練習)、パワーやスタミナをつける練習など、それぞれ幅広い強弱や低音域から高音域までの幅広い音域に渡って、いろんな要素を含めた練習をするべきです。
部活の場合は時間が限られてくるので、短い時間の中に多くの要素を入れ込んだ自分なりの練習メニューを作るのは大変で、知識と経験が必要になります。
内容の良い基礎練習のメニューを作ることができたら、それを毎日練習することで数ヶ月後にはかなり上達することが期待できます。
基礎練習が好きではないという人も多くいます。
特に楽器を始めたばかりだと、どうしても曲や知っているメロディを演奏する方が楽しく感じてしまうので、基礎練習をおろそかにしがちです。
ですが楽器が上手な人は、確実に基礎練習の大切さをわかっていて、基礎練習自体を楽しんでいる人も多くいます。
教本などからピックアップして、自分なりの楽しく練習できる基礎練習メニューを作りましょう。

そして大事なことは「毎日」同じ練習を続けることです。
毎日まったく同じ基礎練習をやることで、その日の自分のコンディションが手に取るようにわかるという、副次効果を得ることもできます。
「今日はいつも出る音が出にくい」
とか
「今日はいつもよりこの練習が楽にできる気がする」
など、いろんなことに気づくと思います。
そのようにして、毎日自分の技量を客観的に把握しながら、少しずつですが上手くなっていくのを実感することができます。
時にはスランプ(長い不調の時期)に陥ったり、また時には一日でグッと上手くなったりする日も出てきます。
毎日同じ練習メニューを、できれば少しずつレベルアップしながら継続していくと、自分の限界がだんだんと広がっていきます。
指が速く回るようになったり、出なかった音がだんだん出るようになってきます。
そのようにして基礎力がアップして、曲を演奏する時にそれが生かされるのを感じた時に、基礎練習の大切さをしみじみ実感できると思います。
そうなることで、さらに基礎練習が楽しくなって、良いループ(循環)が生まれます。
どの楽器も奥が深いので、今やっているのが何のための練習なのかや、それを練習することでどのような効果があるのかなどを、いつも考えながら練習するようにしてみてください。

毎日の練習時間の配分的には、基礎練習が半分(か、それ以上)、曲の練習が半分(か、それ以下)くらいがいいと思います。
基礎練習が好きになりすぎて、気づいたら一日基礎練習しかやってなかった、というのは行き過ぎですが、自分の限界を少しずつ超えていく楽しみを覚えればこっちのものです。
基礎練習は、あくまでも「曲を上手に演奏できるための」練習ですので、それ自体が目的にならないように、時間配分にも気を遣いましょう。
その楽器の専門の人に教えてもらえる機会がある時は、自分の基礎練習のことやどのようなメニューを取り入れるのがいいかなどを聞いてみましょう。
良いヒントをもらえるチャンスです。
できなかったことができるようになるのは、嬉しいものです。
ちょっとやればすぐに上手くなれるようなお手軽な楽器はありませんので、長い目で自分の数ヶ月先のための練習をしているつもりで地道に続けてみてください。
上手くなればなるほど、もっと自分の楽器のことが好きになるはずです。
みなさんの日々の生活が、音楽で豊かになりますように。
