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謎の存在、指揮者

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こんにちは、吹奏楽.comです。

新入部員でも数ヶ月もすれば全体合奏に加わる人が出てくる吹奏楽部もあるでしょう。
アンサンブルなど少人数での本番もありますが、やはり年間を通してメインの活動は数十人での吹奏楽部全体の演奏になってきます。
そしてほとんどの場合、指揮者がいて演奏することが多いと思います。

部活の顧問の先生が指揮をすることが一番多いかもしれませんが、中には学校外の指揮者に振ってもらったり、部員の一人である生徒が指揮をすることもあります。

楽器を演奏しない一般の人から見ると、この指揮者という存在は、かなり謎めいています。
「指揮者によって何が変わるの?」
「世界的な指揮者って、どこがすごいの?ぜんぜんわからない」
「音を出す人が同じなら、誰が指揮しても同じじゃないの?」
などという感想をよく持たれてしまうのが指揮者という存在です。

中高生でも、合奏でいつもと違う人が指揮することを経験すると、指揮者によって演奏を含めたいろんな面がまったく変わることがわかってきます。
人間が一人一人違うように、指揮者も一人一人まるで違った側面を持ちますし、実際に出てくる全体の音もかなり違ってきます。

かといって、楽器を演奏しない家族に指揮者による演奏の違いを聞かれても、うまく答えられないことが多いと思います。
音楽は、いろんな面で言葉では説明しにくいことがよくあります。

部活の顧問の先生も様々ですが、指揮というものをちゃんと勉強した人は、かなり少ないのが実情です。
音楽の先生といえども指揮を専門に勉強してきた人はほとんどいませんし、そもそも音楽ではない国語や理科などの科目が専門で、吹奏楽部の顧問をやっているという先生もたくさんいます。

そういった顧問の先生方は、なんとなく見よう見まねで指揮を始めたり、ほぼ独学のような形で指揮をやってきた方がほとんどです。
果たしてそれで大丈夫なのでしょうか?

音楽の歴史的には、指揮者は大人数での演奏の時に「便宜上」いた方がいい人、として存在し始めました。
例えば曲を演奏し始めるのに、演奏者の中の誰かリーダーのような人が合図を出して始めたりしていましたが、人数が増えるほど演奏が上手く行かなくなりがちなので、曲の最初や最後やテンポを決めるのに「それ専門の人がいた方がいい」となったのです。

19世紀になってさらに大編成での演奏や、複雑な音楽が多くなってきて、誰か指揮してくれないと無理〜、な音楽が増えてきて指揮者という存在が定着してきました。
実際本番に向けてのリハーサルも指揮者がいた方が短時間で済むので、演奏者や会場や演奏会の主催者にとっても好都合です。
指揮者がいないと「誰がまとめるんだ」という話になってきました。

その後20世紀に入ると、演奏者の出す音を自在に操るようなカリスマ的な指揮者も現れてきて、「オーケストラという楽器」を一人の指揮者が演奏しているかのようなコンサートに人々は魅了され、存在意義を増した指揮者はいつしか「エラくて」なんだか「別世界の芸術家」のようなイメージになってきました。

その別世界の芸術家と国語や理科の先生を結びつけてしまうので、なんだかよくわからない存在に思えてしまうのかもしれません。

吹奏楽で演奏する曲は、マーチ(行進曲)やシンプルなポップス曲のように、指揮者がいてもいなくてもあまり影響のないような曲もあれば、もっと高度で複雑で長くて、数十人でどんなに練習しても、指揮者がいないとほぼ演奏不可能な曲もあります。

顧問の先生は指揮をする以外にも、日頃の練習を見たり、計画を立てたり、時に叱ったり鼓舞したり部全体をまとめる役割の方が半分以上を占めます。
どんなに世界的な天才指揮者が振っても、今演奏できないフレーズが急に演奏できるようになったりするわけではありません。

顧問の先生はエラい芸術家でも、いてもいなくてもいい存在でもありませんが、顧問の先生なりに音楽を勉強して、長い期間経験を積んできた方も多く、人間的に素晴らしい人もたくさんいます。
信頼して一緒に音楽と部活を盛り立てていきましょう。

みなさんの日々の生活が、音楽で豊かになりますように。

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