こんにちは、吹奏楽.comです。
吹奏楽部では全体合奏の他に、年間を通してアンサンブルの活動を並行して行うことでいろいろなことが良い方向に行くようになります。
ですが、あまりアンサンブルの活動を行なっていない学校や、まったく行なっていない学校もたくさんあります。
プロフェッショナルの音楽団体でも、優れた楽団ではアンサンブルの活動が盛んなことが多いです。
向上心が高く優れた演奏家ほど、大人数での演奏以外にソロやアンサンブルの活動をしたくてたまらないのです。
自分の素晴らしい演奏をたくさんの人に聴いてほしいという気持ちを持つからです。
それには大編成よりも、編成が小さければ小さいほど、自らの音楽を表現できます。
実際には企画して練習して、その他にもいろいろなことをしなければならないので大変な負担ですが、それでもやりたいという強い意志を持つ演奏家ほど、多岐にわたる活動をしていて、一年中大忙しです。

アンサンブルをたくさんやることで、日頃同じ楽団の中にいるメンバーの演奏の癖や、どういうことを考えているかが深く理解できるようになってきます。
そういう良い影響が大編成の演奏にもフィードバックされて、結果的に大編成の方の演奏でもレベルが上がるという好循環が生まれます。
仲間意識も深まるので、お互いに会うのも楽しくなり、良いことずくめです。
吹奏楽部でもぜひアンサンブルをいろいろな組み合わせの複数のチームで組んで、お互いのコミュニケーションを深めるようにするといいと思います。
例えばホルンを演奏する人なら、金管楽器同士のアンサンブルも組めますし、それに打楽器が入ったアンサンブルもありますし、木管アンサンブルにも加われます。
仲も良くなりますので、部活に行くこと自体がもっと楽しくなります。
ただアンサンブルを組むだけでは張り合いがない、ということでしたら、年に1回でも2回でも学校内でかまわないので簡単なアンサンブルコンサートのような本番を企画することをおすすめします。
お客さんは部員だけでいいと思います。
例えば最優秀チームにはちょっとしたプレゼントなどをあげたりしても、各チーム同士で気合いが入っていいと思います。
友達の演奏を間近で聴くことで、いろんな発見があります。
吹奏楽部員の中には
「自分はあまり上手く演奏できないから、少人数でやるのは恥ずかしいしやりたくない。」
という人が必ずいると思います。
そういう人ほどアンサンブルをたくさん経験してほしいと思います。
結果的に本人の向上心につながって、部員同士が仲良くなり、アンサンブルの楽しさを知ることができれば、一石三鳥です。

アンサンブルの他にも、ピアノ伴奏によるソロの演奏もぜひ経験してほしいと思います。
ピアノは部内で弾ける人が数人はいると思いますし、少し簡単な短い曲を選ぶようにするのがいいと思います。
普段同じ楽器同士で演奏するだけでは気づかない、新たな発見が出てきます。
特に音程に関しては、ピアノと一緒に演奏することで、自分の特定の音がこんなにも音程がずれているんだ、ということに気付きやすくなります。
音じ楽器同士では音程の癖も近いものがありますので、お互いに高かったり、お互いに低かったりして、気づかないことが多いのです。
でも実際には正確な音程(イントネーション)で演奏していないことが多く、他の楽器と音程が合わない原因になっています。
できればちゃんと調律されたピアノと演奏してほしいですが、学校にあるピアノは調律があまりされていないピアノも多いと思います。
それでも同じ楽器同士で演奏するよりも、ピアノと一緒に演奏することの意味は大きいです。

「一人でピアノと演奏するなんて、ムリムリ」
という人も多いと思いますので、強制することはありません。
ですが、希望者だけでもかまいませんし、2,3年生だけとかの枠を決めてもいいと思います。
本当にごく簡単な短い曲でいいので、ぜひピアノと一緒に演奏する経験を持っていだければと思います。
必ず気づきがありますし、人前で演奏する度胸もつきます。
大編成の中でやるのがいかにぬるま湯に浸かっているのかも、わかると思います。
みなさんの日々の生活が、音楽で豊かになりますように。
